和のしきたり

儀式と風呂敷の結びつき

古くから行われてきた儀式を次の世代へ伝えていきたい

伝統の儀式や作法は、長い年月かけて培われてきた大切な知恵なので、親から子へと伝えていきたいですね。

そう、昔ながらの作法に固執しない今の時代にそった形のスタイルで・・・

 

そこで、揃えておきたい儀礼の調度品を簡単にまとめてご紹介しておきます。参考になれば幸いです。

 

私もサイトを作るにあたりいろいろ調べてはみましたが、しきたりと言うのは、地域によっても違いがあります。

お家によっても違いがございます。

しかし、こまかな作法にこだわるのではなく、作法や調度の背後にある意味がわかれば多少の違いは失礼にはならないと思います

正絹ちりめん

お祝いは、吉祥文様風呂敷に包んで

 

日本の伝統作法はとても美しく、お相手を思いやる気持ちから作りあげられてきたものであることをおわかり頂ければ嬉しいです

 

ご紹介いたしますセットは、別誂えにてご用意させていただきます

詳しくはこちらにお問合わせください

     

    1. 結納について
    2. 結婚内祝
    3. 慶事と弔事

    結納に用意しておきたい調度品

    お盆と家紋入り風呂敷や袱紗は合わせて使います。

    贈答品なかでは最も格式の高いものです

    婿方が結納品を運び納めるために用意しておきたいものがこのセット

    • 家紋入風呂敷(外包み用)
    • 祝儀用風呂敷(中包み用)
    • 広蓋用家紋入り袱紗
    • 広蓋
    • 結納飾り箱を包む風呂敷

    広蓋(ひろぶた)

    広蓋家紋入り

    儀式を行う際、金封や品物を運ぶために使う漆塗の盆

    家紋入り袱紗

    塩瀬 袱紗

    広蓋に載せた贈答品に家紋が上になるようして被せます

    祝儀用風呂敷

    広蓋を縁起によい柄の風呂敷で包みます。これを中包みといいます

    この時の風呂敷の包みかたは「平包み」にします

    家紋入りの風呂敷

    祝儀用風呂敷で包んだものを家紋入りの正絹風呂敷で包みます。これを外包みといいます

    この時の風呂敷の包みかたも「平包み」にします

    家紋入りの風呂敷は品物を持ち運ぶときに使う風呂敷なので、先様の玄関前で風呂敷を外すのが礼儀です。

    その理由は、大切な贈答品を塵から守るために包んでいるからなのです。

    お家の中に、塵を入れない配慮のために外包みをするのです。理に適った礼儀といえますね。


    最後に

    大判風呂敷のお話が残っていますのでご紹介しましょう。

    結納飾りの箱を包む大判風呂敷

    結納の際、婿方は結納飾りを持参して結納式を行う場合、大判の風呂敷が必要となります。

    この風呂敷は正絹でなくてもよろしいのですが出来れば、家紋入りか祝いの席にふさわしい縁起の良い柄を選ぶといいですね

    この場合も、風呂敷の包みは「平包み」です。

     

     

     

     

     

     

    万寿盆にお礼をそえて

    ご婚礼のお返しや、親戚やご近所の挨拶まわりに新婦が贈答用の調度として用意しておきたいもの

    • 家紋入風呂敷(外包み用)
    • 祝儀用風呂敷(中包み用)
    • 万寿盆用家紋入り袱紗
    • 万寿盆

    万寿盆(まんじゅぼん)・・・女性が使う盆

     

    婚礼後、婚礼のお礼やご近所の挨拶の際に持参する品物を運ぶために使う漆塗の盆

    関西では、この盆に入れる家紋は、「女紋(女性の母の紋を引継ぎます)」とされ、盆の裏にはお名前を入れます。

    家紋入り袱紗

    万寿盆に載せた品物の上に家紋が上になるようして被せます。こちらも「女紋」の袱紗となります

    祝儀用風呂敷

    万寿盆を縁起によい柄の風呂敷で包みます。これを「中包み」といいます

    家紋入り風呂敷

    さらに風呂敷で包みこれでお品を持参致します。

     

    ここまでの風呂敷包みはすべて「平包み」に致します。

    この包み方にするのは、

    ご縁を結ぶ大切な場面で結び目を解くのは、失礼にあたるとされているので結び目のない「平包み」が良いのです。

    さらに、風呂敷の素材にも心配りを・・・格式ある贈答には「絹」が適しています

    おろそかには出来ない人とのお付き合い

    結婚に関する儀式以外にも、日本にはいろいろな儀式があります

    お慶び事で思い浮かぶのは

    お子様のお誕生祝い、入園、入学祝い、成人、就職祝いetc

    お悔み事なら

    ご葬儀、法事などでしょうか

     

    最近は、どちらも身内でささやかに・・・が多いですね。

     

    でも、お祝いやお悔みの気持ちは、変わらないものですから、出来れば作法をしっかり理解しておくことも大切ですね。

    そこで、今はあまり使わなくなりましたが、切手盆について触れておきます。

     

    ご祝儀袋やお香典を載せるお盆のことです。

    このお盆の上に金封を載せて袱紗をかけ、風呂敷に包んで持参するのが儀礼の作法です。

    ここでいう袱紗と風呂敷は、お慶び事なら「松竹梅」「鶴・亀」など絵柄袱紗

    お悔み事なら、地味な色地で「蓮の花」などを使いましょう。

    素材は「絹」がベストです

     

     

    日本人は、色彩感覚に優れている人種です。

    色そのものや、色のトーンで慶びや悲しみをあらわします。

    何度も、いいますが、

    お相手の気持ちになるということが大切なのです

     

    今は、略式の金封ケースや台付き袱紗もあります

    慶事と弔事にどちらでも使える色を選ぶなら、

    ムラサキがいいですね

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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