そもそもお正月というのは、新しい年の年神さまをお迎えして豊作を祈る大切な行事
過ぎ行く一年に感謝と来る年に変わらぬ平穏を願って
お正月の飾りをいたします
いよいよ最終シリーズ!鏡餅についてお伝えします。
鏡餅は年神様へのお供えとしたお餅のことで、
一年間の無事を感謝し
神様にお供えしたお餅を皆で頂くと力が与えられるとされてきました。
なぜ、鏡餅というのでしょうか?
鏡は、古来から「三種の神器」のひとつで、
神様が宿るところとされてきました。
丸い形が鏡ににていることから「鏡餅」というようになったとの説もあります
鏡開きは、1月11日が一般的とされていますが地域により違いがあるそうです。
鏡開きの日には、、鏡餅を「割り」、お雑煮やおしるこにして皆でいただきます。
鏡餅飾りの意味について
鏡餅の飾りのひとつひとつに意味があります。その意味は・・・
鏡 餅・・・丸いは「円満」を、重ねるは「重ねがさね」の意味を持ちます。
三 方・・・尊い相手に物を差し出すときにのせる台のこと
ヒノキの白木でつくった折敷(木製の盆)を三面に眼象のある台に取り付けたもの
(穴のない方を後ろにむけて置きます)
串 柿・・・柿の木は長寿の木。また幸せを「かき」集めるという意味があります。
だいだい・・「代々家が栄えますように」という意味を込めた縁起物
し で・・特殊な断ちかたをして折った紙で、「四方に大きく手を広げ繁栄しますように」
四方紅・・・お供えをのせる紙で、四方が「紅」でふちどっています。 「災いを払う」とされています。
裏 白・・古い葉があるのに新しい葉がでてくることから、「栄える」 という意味があります
また、裏が白いので「二心がない」や、「ともに白髪がはえるまで」という意味 もあるそうです
ほかに、おめでたい意味を込めた飾りものは、
海 老・・・「腰が曲がるまで長生き」の意味
昆 布・・・「喜ぶ」の意味
扇・・・・・・「末広がり」末永く繁栄しますように
などなど、さまざまありますが・・・
すべては、古い年から新しい年への移りかわりに際し、
去る一年の感謝と、迎える1年の平安の祈りをこめて鏡餅を飾つけていく・・・
これが日本の文化なのだと思います。
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