お包み研究所風呂敷講座 和文様の意味その2

宝づくしの柄

はやいものであと二月もすればお正月!

今回は、新年にふさわしいおめでた柄「宝づくし」文様の意味をご紹介します。

宝づくしの文様には、たくさんの縁起の良い宝物柄があり、

それぞれに意味(由来)をもっています。


【宝巻(ほうかん)】

宝巻

ありがたいお経が書かれた巻物

巻物や書物は知識徳義の宝庫とされとても大切にされました

 

【打出の小槌(うちでのこづち】

打出の小槌
小槌は、打てば何でも自分の望むものが出てくる

ということから、富貴のモチーフです。

 

【隠れ蓑(かくれみの)】

隠れ蓑
身に着けると姿が隠れてどこからも見られないと言われる宝物です。

天狗様が持っている宝物だと伝えられています。

また、雨風をよけることから、身を守るという意味もあります。

 

【隠れ笠(かくれがさ)】

隠れ傘
隠れ蓑同様身に着けると姿が隠れて

どこからも見えないと言われている宝物です。

また、被ると日をよけることから身を守るという意味もあります。

 

【分銅(ぶんどう)】

分銅

貯蓄の象徴です。
秤(はかり)で物の目方をはかる標準とする「おもり」のことです。

金や銀を分銅の形に鋳造して貯えておいて

非常の際には貨幣がわりにしたと言われています。

 

【金嚢(きんのう)】

金嚢

巾着は、お金やお守り・香料など、大切な物を入れる袋です。

お金を入れる巾着のことを特に「金嚢」と呼び、

これを宝づくしの品物のひとつに数えています。

 

【丁字(ちょうじ)】

丁字
香辛料のひとつで、薬、染料、香料、鬢付け油を作る原料として、

大変珍重されました。

その芳香と希少価値とから宝づくしの一つに加えられました。

 

【七宝(しっぽう)】

七宝

富裕の象徴とされています。
七宝文様は、円が四方に重なり合って形作られる、

どこまでも繋いでいく文様で、丸い形は円満を意味しています

七宝という名前の由来は、仏教でいうところの7種類の貴金属、

宝石類を称した「七宝」

(金・銀・瑠璃・玻瑠・瑪瑙・蝦蛄・珊瑚)の名前に転じたと言われています。

 

 

以上のように

宝尽くしとは、おめでたい文様の集合体なのです。

このように文様の意味を知ることは

とても楽しいことなのです。

 

お包み研究所スタッフ一同

 

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